世界的なインターネット接続を可能にするAlphabet社のLoonプロジェクトが素敵すぎる話

Googleの親会社、Alphabet社がLoonというプロジェクトを行っています。
Loon、知ってます?
Loonプロジェクトとは気球で世界のすみずみにまでネット接続を。グーグル「Project Loon」 | ギズモード・ジャパンによるとこのようなものです。
砂漠とか高山とか南極とか、ものすごいへき地に行くと、インターネットは使えません。接続手段があるにはあっても、ものすごく高価だったりします。でもWiredによれば、グーグルがそんな現状を変えようとしています。気球を成層圏に飛ばして、そこからネット接続のための電波を地上に送るという壮大なプロジェクトが始まったんです。
プロジェクトが始動したのが2013年、それがいよいよ現実になるかもしれません。
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プエルトリコの災害支援で実施
2017年9月中旬から10月上旬にかけて発生した巨大なハリケーン「マリア」で甚大な被害を受けたプエルトリコの支援として、AT&Tとかと協力してLoonの気球が空に上がり、陸地に居る人々のインターネットアクセスを可能にしたようです。LoonのプロジェクトリーダーはTurning on Project Loon in Puerto Rico – The Team at Xでこのように書いています。
Project Loon is still an experimental technology and we’re not quite sure how well it will work.
関西弁で意訳すると「Loonはまだ試験段階やしな、俺らもこれからどうなるかわからへんねん」と書いてありますが、それでも実際に運用できたことは大きな実績になるんじゃないでしょうか。
Mediumには、気球を作ってネバダからプエルトリコへ向かう写真もアップされています。
このヨボヨボの気球がインターネットのアクセスポイントになってるんですね。
すげー。
さいごに
世界中ではまだ半分以上の人々がインターネットに接続できなくて、その人々は情報を得ることも発信することも難しい状況にいます。その人々が手軽にインターネットに接続できるということは、排他的な政治や宗教の問題解決や、その国を担う子供たちへの正しい教育に使えるかもしれません。
まだ試験段階で利益をどう生み出すかとか問題は山積みだと思いますが、こういう夢のあるプロジェクトは素敵ですよね。
ちなみにどうでもいいことですけど、プエルトリコって「プエル+トリコ」じゃなくて「プエルト+リコ」なんですよ。
知ってた?
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