2020年で最高のモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」をがっつり使ってみたレビュー

2020年で最高のモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」をがっつり使ってみたレビュー

最近、Ingressに大ハマリしている、さしだくうき(my13ootleg)です。

ポケモンGOにしろIngressにしろ、外出してプレイするゲームに欠かせないのがモバイルバッテリー。

今まではcheeroの「cheero Power Deluxe」という20100mAhのモバイルバッテリーを使ってて、大容量でさらに45W出力のパワーデリバリーに対応していたので重宝してたんですが、USB Type-Cのコネクタに負荷を掛けすぎたせいか破損してしまったのです。

Type-Aでの充電であればまだ使えるので、それはそれで緊急用として置いといて、新しいモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」を使うことにしました。

モバイルバッテリーってすごく多くの種類が発売されているので、どれを選んだら良いのか分からない方がいらっしゃれば、参考にしてみてくださいね!

Anker PowerCore+ 26800 PDの基本的なスペック

Anker PowerCore+ 26800 PDのスペックは下記の通りとなっています。

また、このAnker PowerCore+ 26800 PDには付属品で「Anker PowerPort Atom III 60W」という充電器もセットになっています。

Anker PowerCore+ 26800

ポート USB Type-A*2 / USB Type-C*1
最大出力 PD 45W

Anker PowerPort Atom III 60W

ポート USB Type-C*1
最大出力 PD 60W

Anker PowerCore+ 26800 PDのここがすごい

普通のモバイルバッテリーだと思うことなかれ「Anker PowerCore+ 26800 PD」のメリットです。

26,800mAhの大容量

もう大容量です。iPhone 11 Proはおよそ6回も満充電にできちゃいます。

大容量なのでスマートフォンやタブレット以外にも、アイコスやニンテンドースイッチ、最近やたらよく見かけるワイヤレスイヤホンなどの充電にも便利です。

帰省とか旅行とか出張とかにも便利ですよ。

PD(パワーデリバリー)対応

最大出力45Wまでのパワーデリバリーに対応しています。

ぼくが使ってる「DELL XPS13」というノートパソコンは、電力が45W以上無いと充電できないので、それもクリアしています。

ちなみにMacbook Airなら1回充電できるみたいです。

充電器とケーブルも付属

これってあまり見かけないんですけど、モバイルバッテリーを充電するための充電器も付属しています。

3,000円くらいする「Anker PowerPort Atom III 60W」という充電器がセットになって付いてきますよ。

Anker PowerPort Atom III 60Wは60Wの電力があるので、この充電器とケーブルを使ってもノートパソコンを充電できます。

インジケーターが10段階

モバイルバッテリーの残量を表すインジケーターは10段階になっています。これは非常に見やすく分かりやすいです。

ちなみにどうでもいいですけど、iQOS MULTIのインジケーターは10本吸えるのに4段階なんですよね。

いや、すっごい分かりにくいから。

2.5本吸って1個減るっておかしいから。

ところで「パワーデリバリー」ってなあに…?

さっきからちょくちょく出てるワード「パワーデリバリー」についても少しお話しておきます。

パワーデリバリーはPDと略されるUSBの新しい規格です。

データ転送が云々みたいなこともあるんですが、充電だけの話をすると、USBケーブルだけで最大100Wまでの電力供給ができるものです。

普段生活していて、こんなケースはありませんか?

  • 充電しながらスマートフォンやタブレットを使ってたら、充電マークが出てるのにバッテリーが減っていく。
  • パソコンのUSBから充電するより、コンセントから充電すると早く充電できる。

などなど。要は「充電してるのに…」というやつですね。

どうしてそうなるかっていうのは、バッテリーの劣化を除くと、充電速度(電力供給)の違いがあるからです。

例えば、iPhone 11 Proに付属している充電器(18W)と、それ以前のiPhoneに付属している四角のキューブ型の充電器(5W)を比べると3.5倍の電力の違いがありますので、単純に5Wの充電器でiPhone 11 Proを充電すると、18Wの充電器に比べて、3.5倍の時間がかかるというわけですね。

充電してても消費電力の方が大きいと、充電されずバッテリーは減っていきます。

消費電力 > 供給電力

普段充電している充電器を見てみると分かりますが、小さく「1V」や「5A」と書いてあるはずです。

V(ボルト)にA(アンペア)を掛けるとW(ワット)なので「充電が遅いなー」と感じたら、ご自身の充電環境を確認しておいたほうが良いですね。

また、良いこと尽くしのパワーデリバリーですが、注意点としてケーブルが対応していて、さらに充電するデバイスが対応していないといけません。

AndroidはPDに対応しているものが多いですが、iPhoneはiPhone 11 Proでやっと対応した感じです。

それでもType-Cには完全移行してなくて、iPhoneだけ頑なにライトニングケーブルを使ってますね。

iPad ProもMacbookもUSB Type-Cなのにね。

なんだかおかしいね。

Anker PowerCore+ 26800 PDのここがダメ

メリットばっかり言ってても仕方ないので、デメリットもご紹介します。

すごーく高い

スペックがスペックだけに、定価は9,999円と高いです。

3,000円ほどする「Anker PowerPort Atom III 60W」充電器と対応ケーブルが付属しているとは言え、それを差し引いても7,000円くらいはしますからね。

スマートフォンを1回だけ充電するなら5,000mAhあれば充分で、わざわざオーバースペックのモバイルバッテリーを買う必要はありません。

「Anker PowerCore Slim 10000」なら10,000mAhの容量で3,000円ほどの価格です。

すごーく重い

これもスペックがスペックだけに、重いです。重さはバッテリー容量に比例するのでどうしようもないんですけど、580gあります。

ペットボトル1本より重い。

リュックならまだしも、ハンドバッグでは手がもげそうになりますね。

絶対に選んではいけないモバイルバッテリー

というわけで、色々とモバイルバッテリーのお話をしてきましたが、ここからは安物買いの銭失いになってしまうモバイルバッテリーをご紹介します。

種類も多くて選びにくいモバイルバッテリーですが、下記に該当するものは購入してはいけません。購入候補から外してください。

PSEマークがない

PSEマークとは「電気用品安全法」の基準をクリアした製品です。「電気製品として安全が保証されてますよー」という保証なのですが、そもそも日本では2019年2月1日からモバイルバッテリーが規制対象となっていますので、PSEマークがない製品は購入してはいけません。

充電してるだけで全身が炎に包まれますよ。

すごい安くて大容量

「3,000円なのに50,000mAh」とかのすごく安くて大容量の製品。マーケティングとして赤字で販売しているだけかもしれませんが、基本的にはおかしいです。

こういった製品は容量を偽装しているか中古のバッテリーの外装を変えてることがあります。

充電速度が遅かったりコネクタがすぐ壊れたりとトラブルが続く可能性が高いので、こういった製品は購入してはいけません。

どこの会社ですか?

モバイルバッテリーの知見がものすごくある老舗のフリしたメーカーがあります。

モバイルバッテリーで有名なのは「Anker」「cheero」「RAVPower」などがありますが、わからない場合はGoogleで検索しましょう。

信頼ができないブランドのウェブサイトは見つからないはずです。

充電ポートはmicro USBのみ

micro USB(USB Type-B)で充電するタイプのポートを備えたモバイルバッテリーは地雷です。

そもそも世界的にUSB Type-Cなのに、micro USBでしか充電できないモバイルバッテリーはすでに過去の遺産。

日本でmicro USBは廃れていっていますが、中国ではまだまだ現役なのか、そういった製品が2020年も「新作」として発売されています。

micro USBが搭載されていた場合はポートや説明を見て、Type-Cでも充電できるか確認しましょう。

さいごに

というわけで、すごい大容量のモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」をレビューしました。

普段はこんな大容量のバッテリーが必要ない方でも、災害用として持っておくと安心できますので、ぜひ、検討してみてくださいねー!

コメント

*

この記事も読まれています