10年使ったEvernoteからNotionに乗り換えた話

10年使ったEvernoteからNotionに乗り換えた話

こんにちは。さしだくうき(my13ootleg)です。

この記事を読んでいる9割の人たちはEvernoteをどうにかしたいか、Evernoteに代わる何かを探している人たちだと思います。

もしくは優秀なノートアプリを探している人たち。

もしくはめっちゃ暇でボーッとしてたらなぜか辿り着いちゃった人たち。

これは、2010年11月9日から10年ほどEvernoteを使ってたけど、Notionを試しに使ったら一瞬で気持ちが変わって完全移行したお話です。

結論から言うと、Notionええで。




EvernoteとNotionは似て非なるもの

まずはそれぞれの特徴ですが、EvernoteもNotionもデザイン思想というものが違います。

使ってみたユーザーなら分かると思いますが、Evernoteは「保存しておくためのデータベース」という感じ、Notionは「発展させていくデータベース」といった感じです。

だので大前提として、住み分けができるのであれば何も問題ありません。

Notionは象をも踏み潰す巨人となりえるか

Evernoteは2008年にローンチされた老舗のプロダクトで、10周年を迎えた2018年にはユーザー登録者数は世界で2億2,500万人だった模様。一方のNotionは2018年にローンチされた比較的新しいプロダクトです。

NotionからするとEvernoteの顧客を囲い込みたいはずで、Evernoteからスムーズにサービス移行できるようなシステムも準備されています。また、有料プランもEvernoteは5ドル/月に対してNotionは4ドル/月という挑発的な設定に。

さらには「Evernoteに疲れてない?」というページもあるほど。

ヘビーに使えば使うほど疲れますよね、Evernoteって。

ちなみにNotionは評価額10億ドル以上のいわゆるユニコーン企業となっています。

投資家ってすげー。

サブスクリプションサービスというのは契約してしまえばそう簡単に解約されないので、Evernoteは老舗としてコアユーザーをどうにか繋ぎ止めないといけないですし、Notionは新鋭としてEvernoteのコアユーザーをどうにか取り込まないといけません。

今も熾烈な争いが繰り広げられています。たぶん。

Evernoteへの不満

ぼくがEvernoteを使い始めたのは2010年11月9日、整理整頓をあまりせずにウェブクリップとかの墓場になってたこともあって、ノート数はこの10年で35,000個ほどありました。

この数のノートをサクッと移動できるようなツールもなく、MicrosoftのOneNoteやGoogleのGoogle Keepなんかも試しましたがピンとくるものではなかったので「まぁ不満はあるけどEvernoteでいっかー」って浅い思いで使い続けていたんですが、「NotionにはEvernoteのノートを超絶簡単スピーディーにインポートできる」というのを知って、お試し感覚でEvernoteのノートをNotionにインポートしてみることにしました。

やり方は簡単で、左側のノート下部にある「Import」からEvernoteを選ぶだけ。ウェブアプリでもネイティブアプリでも同じです。

全てのノートをインポートしたんですが、もともとEvernoteにあるデータの整理整頓できてなかったので「ここが整理整頓するチャンスか!」とばかりに必要なものとそうでないものを振り分ける作業をして、トータル8時間くらいで完了しました。

EvernoteやNotionに限らず、普段から整理整頓を心がけましょう。

いや本当に。めっちゃ大変だったよ。

Evernoteの悪いところ

Evernoteは老舗ということもあって良いところはもちろんたくさんあったんですが、Evernoteじゃなくても良いかなって思うことと、UIがシンプルになったゆえの副産物として悪いところが際立ちました。

EvernoteはCtrl+Aで選択できるのが50個までになった

Evernoteは2020年7月にネイティブアプリとウェブアプリのUIをほぼ統一しました。以前まではOSによってUIがバラバラだったんですけど、直感的でシンプルになったのでそれになりに使いやすくなりました。

新しい Evernote for iOS に引き続き、新しい Evenrote for Windows・Mac もリリースされました。iOS 版および Web 版と同じく、基盤から設計を一新。これまでに以上に簡単に素早くノートを作成し、自分好みに編集できます。さらに強力な検索機能でいつでもすぐに必要な情報を見つけられます。Evernote らしさを残しつつ、これまでとは見た目も少し変わりました。すべてのプラットフォームでデザインと操作性を統一し、どこからでも同じように動作します。

ウェブアプリではShiftでもCtrlでもノートの複数選択ができないんですよね、そして最低なのがネイティブアプリで「全選択」したいときにCtrl+Aを使ったとしても、50個までしか選択できないんです。

「いや、1,000個とかあるノートを1回で選択できないのおかしいでしょ!」って人のために、Evernoteにはバージョンダウンさせるためのアプリ「Evernote Legacy」も用意されているので、アップデートしてどうにも使いにくくなった場合の救済措置として利用できます。

ただ、Evernote Legacyなんてものがあるなんて普通気づかないですけどね。

Evernoteはとにかく重い

Evernoteの最大の欠点は「重いこと」です。メモをちょこちょこするくらいならだいじょうぶですが、大きなサイズの画像が多数あったりすると信じられないくらい表示されません。

体感で重いとかのレベルじゃないですからね。圧倒的に重いです。

Evernoteは100,000個までしか作れない

Evernoteにはノートの数が100,000個までという制約が存在します。

例えば10年使って100,000ノートに到達するには、1年で10,000個、1日あたり27個のノートを作成する必要があるので普通に使ってれば10年以上は使えると思いますが、いずれ迎えるかもしれない上限があるのは不安ですよね。

そして100,000個ノートを作ってしまったあと、他のサービスへ移行するのは想像を絶すると思います。

Evernoteはひとつのノート容量が200MBまで

そんなに保存することは稀かもしれませんが、デザイナーであれば.aiや.psdといったデータを保存したいもの。大きいプロジェクトになればなるほどファイルも大きくなっていきます。

使い方次第では200MBっていうと結構少ないのでそれがネックになることもありますが、Notionには保存容量の制限はありませんので、どんなに大きいファイルでも保存可能です。

Notionができないこと

では、Evernoteの文句はこれくらいにして、EvernoteにできてNotionにできないことも知ってもらおうと思います。

ざっくりまとめるとこんな感じです。

Notionはファイルを並列で扱うことができない

Notionはフォルダの中にファイルを入れるイメージ、Evernoteは全てのファイルをひとつの体育館みたいなところに並べてるようなイメージです。

それぞれどう違うかってことですが、Evernoteは俯瞰での検索が得意なんですよね、なので「目的のファイルがどのノートブックに入っていたか」なんて覚えていなくても検索できますし、その検索を保存することもできます。

逆に言えば、俯瞰で管理してしまうとノートブックのレベルで見たときにファイルがグチャグチャになる可能性が高くなります。

最近観ないですけど、下着泥棒が逮捕されて証拠押収されたときの体育館に並べられた下着みたいな感じがEvernoteですね。その下着たちを「仕事用」とか「プライベート」とかのチェストに入れたのがNotionです。

Notionはパソコンみたいにフォルダでファイルを管理するイメージなので、ある程度は目的のファイルがどこに保存されているかを知っておく必要があります。

Notionは外部サービスと連携できない

「連携できない」と言うと語弊がありますが、2020年11月現在はAPIを開発中だそうです。APIが無いとIFTTTなど外部サービスと連携ができないので、外部サービスと連携したい人はしばし待たれよ。

EvernoteはAPIが使えたので、このような運用をしていました。

  • Twitterで「いいね」した投稿をタグを付けてTWEETのノートブックに保存する。
  • 毎日やること、毎週やること、毎月決まった日にやること、などのルーティンを毎回自動でBACKLOGというノートブックに自動で作成する。
  • などなど。

ただ、NotionでAPIが使えたとしても4ドル/月の有料プランに加入する必要があります。

Notionはオフラインで使えない

Notionはファイルが全てクラウド上にあるので、Evernoteのようにオフラインでは利用できません。インターネットが繋がらない状況で何をすんねんって話ではありますが、意外とネックになったりすることがあるんじゃないかなーと思います。

NotionはOCRできない

Evernoteの強みはやっぱり検索です。その検索にはOCRが使われていて、ExcelやWordの中の言葉、画像の文字すらも検索対象になります。

名刺なんかもそうですね、写真を撮って保存しておくだけで文字列が検索対象になります。

Evernoteの検索には技術の粋が集まってる感がありますよね。

Notionは表示言語に日本語がない

Notionの表示言語は英語もしくは韓国語です。そこまで難しい言葉は出てこないですが「日本語じゃないとイヤだっぺー」と言う人には使えません。

Notionは強制的にマークダウン

ここらへんは一長一短ですが、ブログの下書きを今までEvernoteでやってきたのでNotionでもその流れでブログの下書きをしてるんですけど、Notionは強制的にマークダウンになるのでマークアップでブログを書く人には少し辛いです。

Notionで作ったテキストをNotionだけで使うならマークダウンが便利なんですけどね。

普通のテキストエディタだと思って使うと「なんじゃこりゃ」ってなるかも。

Notionはブロックエディタ

Notionは「ブロックエディタ」です。ブロックエディタとは、テキストをひとつの「ブロック」としてデザインされたエディタです。

テキストを「行」で管理する一般的なエディタではないので、普通のノートアプリだと思って使うとクセが強くて使いにくいと思います。

WordPressを使用している人には馴染みのある(かな…?)Gutenbergのエディタみたいな感じですね。

あれ使いにくいよね。

Evernoteにできないこと

EvernoteにできなくてNotionのできることは、だいたいはこんな感じです。

ざっくりしてるので使ったことがないと意味が分からないかもしれません。

  • Evernoteもそこそこできるっぽいけど、マークダウンで表記できる。
  • 半角スラッシュを入力することで使えるコマンドヒントを出せる。
  • 関数を使った表計算ができる。
  • 進捗管理とかのカンバンボードが作れる。
  • カレンダーが作れる。
  • 手軽に使えるテンプレートがたくさんある。
  • ウェブアプリでもネイティブアプリでも動作が早い。
  • ノートそれぞれにアイコンとヘッダー画像が設定できてパーソナル感がすごいある。
  • どんなに大きいファイルでも保存できる。
  • Wikiとかも作れちゃう。
  • 5MB/ノート以内でAPI使わないならこれだけ全部やっても無料。

EvernoteでもあったようにNotionでもウェブクリップ用のエクステンションが用意されていますので、それはご安心ください。

さいごに

というわけで、ほぼ褒めること無くそれぞれの悪口を言っただけで終わりましたが、NotionはEvernoteを意識しているのでデザインでは必ずEvernoteの上を目指すはずです。

Evernoteからデータのインポートも簡単にできるので、そろそろEvernoteに疲れてきてたらNotionに移行しましょう!

Notionへは下記からどうぞー!

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