現行最強のスマートウォッチになるかもしれない「HUAWEI WATCH GT2 PRO」を使ってみたレビュー

はじめてのスマートウォッチ、ファーウェイの「HUAWEI WATCH GT2 PRO」を購入したのでそのレビューです。
HUAWEI WATCH GT2 PROは健康管理と運動の両方をインテリジェンスにサポートする最高に最も近い…かもしれないスマートウォッチとなっていますよー!
HUAWEI WATCH GT2 PROのメリット
まずは知っておきたいメリットをご紹介します。
…と、その前にこちらがオフィシャルとなっています。機能面とかちょっと見ておくと良いかも。
スペックの割にめっちゃ安い
とにかく安いです。風防はサファイアガラス、フレームはチタンで作られていて有機ELを搭載しているのに40,000円を切ります。クラシックエディションとスポーツエディションがありますが、2つの違いはベルトのみ。スポーツエディションであれば30,000円台前半で購入できます。
高価な腕時計とかに使われてるサファイアガラスですが、サルにでも分かるような特徴がサファイアガラスとは。時計をはじめとした用途や特徴を解説 | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]に書いてありました。
かいつまんで引用すると、サファイアガラスとはこのようなものです。
サファイアガラスは、硬さを示す基準の「モース硬度」が9であり、これを傷付けられるのはモース硬度10のダイヤモンドである。一方でゴリラガラスのモース硬度は5であり、砂埃の中にも存在するモース硬度7の石英で簡単に傷付いてしまう。
また、サファイアガラスはゴリラガラスに比べてコストが5から10倍ほど高いとのことです。
なるほど。
そして気になる外観ですが、スマートウォッチはベゼルの厚いモデルが多い印象なのにドレスにも使いやすいデザインに仕上げられているのが嬉しいですね!
マジでめちゃ長時間駆動
Apple Watch Series 6はApple Watch – バッテリーで最大18時間のバッテリー駆動と公表していますが、これには音楽聴きながら60分の運動とかを含んでいるので、実際は24時間くらいは可能だと思います。
18時間の間に90回の時刻チェック、90回の通知、45分間のアプリ使用、Apple WatchからBluetooth経由で音楽を再生しながらの60分間のワークアウトを行った場合にもとづきます。
対してHUAWEI WATCH GT2 PROは最長2週間、ヘビーユースでも8日間くらいは駆動するようです。
条件下はこのような感じ。
2週間は、心拍数モニタリングON、睡眠モニタリングON、メッセージ通知ON(毎日平均50メッセージ、電話6回、アラーム3回)、1日に200回画面表示、毎週30分の音楽再生とBluetooth通話、GPSがONで毎週90分のワークアウトをした場合。8日間は心拍数モニタリングON、睡眠モニタリングON、ストレスモニタリングON、メッセージ通知ON(毎日平均50メッセージ、電話6回、アラーム3回)、1日に30分の画面表示、30分の音楽再生とBluetooth通話、GPSがONで毎週180分のワークアウトを行った場合。
これだけあれば旅行や出張に充電器を持っていく必要がないので助かりますね。っていうかAppale Watchもっとがんばって。
ちなみに起きてるときも寝てるときも常にモニタリングしておきたいので「いつ充電したらええねん!」と思いますが、お夕飯を食べ終わってゆったりと過ごしている間、もしくはお風呂に入っている間に充電するのがおすすめです。眠る前には腕に着けるのを忘れないように。
選べるフェイスは200種類以上
正直そんなに要りませんが、フェイスは200種類以上が用意されています。スポーツ用とドレス用の2種類くらいインストールしておけば問題ないと思いますが、気分によって変えられるのは嬉しい仕様です。
なんじゃこりゃ?って思うのもたくさんありますが、そこはご愛嬌で。
フェイスデザインは時計単体でダウンロードできませんので、専用の「ヘルスケア」アプリを使ってスマートフォンからダウンロードする必要があります。
充電はQiにも対応
これがすごいんです。現行のスマートウォッチはだいたい専用クレードルでの充電が必要ですが、HUAWEI WATCH GT2 PROは汎用性の高いQiを使った充電が可能です。専用のクレードルが要らないのは荷物も少なくて済むのでかなり良いですよね。
ちなみにあのアップルウォッチでもQi充電には対応していませんよ。
常時表示が可能
時計の常時表示は可能です。手を持ち上げてから時計が表示されるまで0.2秒とかそれくらいのラグがあるので、常時表示できるか否かという問題は結構気になる人が多いみたい。
血中酸素濃度が計測可能
日本の法律上できないと書いている方が少なからず居ますが、血中酸素濃度は2021年2月のアップデートで計測可能になりました。ぼくはアップデートしてから使っていたので気にしなかったですが、以前までは血中酸素濃度が計測できなかったようです。ファーウェイアプリ「ヘルスケア」のアップデート、HUAWEI WATCH GT2 PROのファームウェアをアップデートする必要があります。
詳しくは下記のオフィシャルアナウンスをご覧ください。
フェイスの細かな使用感
フェイスはフリックすることで様々なことができます。
上から下にフリック
時計を表示した状態で上からフリックするとショートカットを呼び出せます。ショートカットはこのようになっています。
- 設定
- 水分を排出
- 端末を探す
- 鳴動制限
- アラーム
- 画面の点灯
ここに電池残量、日付、Bluetoothの接続状況も記載されています。
左右にフリック
時計を表示した状態で左右にフリックすると、設定から登録しておいたお気に入りを最大で6種類まで表示できます。表示しないことも可能です。
下から上にフリック
時計を表示した状態で下から上にフリックすると通知を見ることができます。通知はタップすることで詳細を見ることができます。
フェイスをロングタップ
あらかじめダウンロードしておいたフェイスをフリックで切り替えることが可能です。
本体右下の機能ボタン
機能ボタンにはアプリや設定へのショートカットやワークアウトなどを割り当てることができます。ぼくは何でもすぐ計算するので電卓のアプリを割り当てています。
HUAWEI WATCH GT2 PROのデメリット
では、メリットばかり書いてるとステマが疑われるので、公平にデメリットもご紹介しますよ。
通知がアホ
HUAWEI WATCH GT2 PROの最大の欠点と言っていいのが、HUAWEI WATCH GT2 PROに搭載されてるOSがファーウェイ独自のものだということ。これによって通知がアホになっているので、アプリによってはアプリの専用アイコンが表示されないので「通知が着たのにどのアプリからのものか分からない」ことがあります。
LINEやGmail、Twitterなどポピュラーなアプリの通知はアイコンが表示されますが、世界的に使われているSlackやTelegramでさえもアプリのアイコンが表示されません。ここらへんはアップデートでどうにかなるのか?よくわかりません。
どのアプリを時計に通知するのかはスマートフォンの「ヘルスケア」アプリから個別に選べるのでそこまで困ることはないかもしれませんが、ビジネスユースの場合は細かく設定する必要がありそうです。
また、通知に対して返信はできません。通知はあくまで通知だけです。
そもそもファーウェイ製品
これを言ったらもう何も始まらないんですけど、ファーウェイ製です。ファーウェイは中国の企業なので「中華は個人情報が抜き取られて云々…」という方であれば使うのは難しいでしょう。
Suicaや楽天EdyといったFeliCaは使えない
AppleのアップルウォッチやGoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチではないので、非接触型の決済サービスは使えませんし、今後使える予定もありません。
オフィシャルに書いてあることが一般的にできない
スマートフォンのOSにまつわることですが、世界でシェアを稼いでるのがAndroid、その次がiOSです。ファーウェイは独自にEMUIというOSを作っていてファーウェイのスマートフォンに搭載されています。
このEMUIを搭載したファーウェイ端末でしか使えない機能があります。それが下記のこと。
- リモートシャッター
- NFCを使った写真の転送
- スマートフォンからの充電
かなり大々的に書いてあるのでAndroidやiOSでできるのかなーって思いますが、そうは問屋が卸しません。まぁ使わないかなーって機能ばかりなので気にならない人のほうが多いと思いますが、一応そういうこと。
ベルトは1種類のみ付属
複数ベルトが同梱されているのが一般的なのかどうかは知りませんが、付属しているベルトは1種類のみ。クラシックエディションはレザー、スポーツエディションはウレタンとなっています。
ぼくはウレタンのスポーツエディションを購入しましたがウレタン素材でもスポーツ感はあまり無く高級感があります。
WIREDの特集で触れられていたベルトのことがすっごく気になりましたが、付属しているのは1本のみですよ。
オーセンティックなデザインだから、使うシーンを選ぶことはない。ベルトはレザーとウレタンの2種類が同梱され、シーンに合わせて使い分けられる。
ちなみにベルト幅は22mmなので、そこらへんのベルトと付け替えることが可能となっています。
Amazonとかでも売ってますよ。
フェイスサイズが46mm固定
そもそもHUAWEI WATCH GT2 PROは46mmのサイズしかありませんので、女性であればフェイスが大きすぎるので注意したほうが良いかもしれません。
時計のフェイスは女性向けは40mmくらい、男性向けは45mmくらいが一般的です。
さいごに
というわけで、HUAWEI WATCH GT2 PROは随所にこだわりが感じられる非常にバランスの良い製品となっています。日々のビジネスから休日のスポーツだけでなく、ちゃんとヘルスケアも行えるので、迷っているなら購入してみても損はしないと思いますよ。
こ、これで痩せられそうな気がする。
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