SONY「LinkBuds」を2週間くらい使ってみたレビュー

こんにちは。さしだくうき(@my13ootleg)です。
電車で移動するときはノイズキャンセリングが強力なSONYのWF-1000XM4を使って、位置情報ゲームのIngressをプレイするときは環境音を取り込めるambieのAM-TW01を使ってるんですけど、今回、その中間みたいなイヤホンがSONYから発売されたので購入してみました!
2022年2月25日に発売されたLinkBudsは、環境音を取り込みつつダイナミックな音が楽しめるイヤホンです。
WF-1000XM4とLinkBudsとambieのAM-TW01の3機種比較もしていますよー!
では、はりきってどうぞー!
LinkBudsの特徴
まずLinkBudsの特徴なんですが、見れば分かるんですけど穴が開いてるんです。
今までのイヤホンとは全然違う形ですね。この形にすることで環境音を取り込みながら音楽が聴けるようになってるというのが最大の特徴になっています。
この発想はambieと同じで、環境音を取り込むことで音楽をBGMのように楽しもうぜー!っていう「ながら聴きイヤホン」の新しいプロダクトですね。
あと特徴的なのは、こめかみ周辺をタップすることで操作ができるんですよね。誤タップを防ぐためにシングルタップの操作は無くて、ダブルタップとトリプルタップでできるようになっています。
未来感ありますよね?…そうでもない?
ノイズキャンセリングのあるイヤホンであれば「外音取り込み」っていう機能があるんですが、環境音をそのまま聞くのとマイクで外音取り込みにしたのとでは全然違います。
気になる音質ですが、WF-1000XM4と同じ統合プロセッサーが入っていて、ドライバが大きいので音域が広くて低音までしっかりと聴くことができます。
ただですね、あくまでもインナーイヤータイプとしては音が良いってだけで、普段カナルタイプを使ってると「音がスッカスカのカッスカスやんけ」って思うと思います。っていうか絶対思います。
車のリラックス感をバイクに求めることはできないですし、レスポールの音をストラトキャスターに求めることはできないです。
つまりそういうことな。
LinkBuds、WF-1000XM4、AM-TW01の比較
では、LinkBudsと同じSONYのイヤホンであるWF-1000XM4と、ながら聴きイヤホンのAM-TW01をベースに比較してみます。
ざっくりとこんな感じですね。
LinkBuds | WF-1000XM4 | AM-TW01 | |
---|---|---|---|
タイプ | インナーイヤー | カナル | イヤーカフ |
連続再生時間 | 5.5時間 | 8時間 | 5.5時間 |
ワイヤレス充電 | ない | ある | ない |
ノイズキャンセリング | あるわけない | ある | あるわけない |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX5 |
装着感 | 普通 | 普通 | めっちゃ良い |
音質 | 良い | めっちゃ良い | 良いわけない |
音漏れ | しやすい | しない | しやすい |
コネクタ | USB-C | USB-C | USB-C |
価格 | 21,000円 | 26,000円 | 15,000円 |
WF-1000XM4の連続再生時間はノイズキャンセリング使用時で8時間、ノイズキャンセリングがオフだと12時間再生が可能です。やべぇよね。
そして着け心地が圧倒的なのはambieのAM-TW01ですね。肌に触れる部分が少ないので着けている感覚がありません。着けてることを忘れて何回かお風呂に入りそうになりました。
また、スポーツをする人には気になるかもしれない装着感ですが、どのイヤホンも縄跳びしたりランニングしても取れることはありませんでした。LinkBudsは耳の奥まで入ってないので不安定な気がするんですけど、まぁだいじょうぶです。
着用感では特にambieが良いですね。着けてる感じがないのに落とす不安感もないのはすごい。
で、結局どれが良いの…?
で、って話なんですけど、まずどれが良いとかはありません。
ぼくがLinkBudsを購入した理由はIngressという位置情報ゲームをやっていて、そのIngressをローンチしているNianticという会社がSONYとAR分野で提携したからってのがあります。
位置情報ゲームの面白いところですよね。今後ポケモンGOなどにも応用されていくと思われます。
あとは、ambieのケースが勝手に開いていることに気づかなくて使いたいときに充電できてないことが何回かあったこと。ambieは製品はめちゃくちゃ良いんですけど、ケースがショボすぎるんですね。レビューでも書いていますが本当にケースがショボいです。
ケースが開くと自動でBluetoothが繋がるのでタイミングによっては気づくんですけど、まぁ普通は気づかないですよね。
あと、ambieの文句ばかり言ってますが片方しか充電されてないこともあったんですよね。今後の改善点はケースをマグネットにしてLEDランプを独立させてどちらのイヤホンが充電できているかわかるようにするべきだと思います。
ambieさん、というかambieの三原さん、次の制作会議にはぼくを呼んでください。ぜひ、お待ちしています。
…なので、まぁLinkBudsを購入したんですけど、正直な感想を言うなら無理して買うようなものではないかなーってところですかね。
もし今の段階でWF-1000XM4やAirPods Proなどのノイズキャンセリングイヤホンを持ってて満足してて、さらにお金に余裕があるなら「セカンドイヤホン」としては良いかも。ノイズキャンセリングイヤホンとは仕様が全然違いますから気分でイヤホンを変えるのもはアリだと思います。
あとは外に居ることが多いとかワークアウトが趣味だとか、それこそIngressやポケモンGOとかの位置情報ゲームが趣味であればおすすめです。
でも逆に、今はイヤホンを持っていなくて「イヤホンが欲しいー!ママー!どんなものでも良いからイヤホンが欲しいー!」って状態なら他のイヤホンを買うほうが良いと思います。完全ワイヤレスでも音を気にしなかったら5,000円未満くらいでいくらであるので、イヤホンが欲しいだけならLinkBudsではなく他のが良いでしょう。
例えばこんなのはノイズキャンセリングこそありませんが2,980円で音質はそこそこ、USB-Cで充電が可能で防水性能はIPX5です。しかもモバイルバッテリーなどのアクセサリを販売しているcheeroという安心感もあります。そりゃ評判良いよなって話です。
さいごに
というわけで、SONYのながら聴きイヤホン「LinkBuds」をレビューしてみました。まぁトータルでは要らないかなーって評価になったんですけど、決してダメダメな製品ではありませんのでそこはお間違いなきよう。
音はそこそこで性能もそこそこにすればもっと安価にできたのだと思いますが、そこはさすがSONYというべきか、製品の緻密さや音質へのこだわりはインナーイヤータイプでも追随させないぜって感じが伝わってきます。
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